潜るよりまず沈む

いわゆる碁石ひろいなどで、水に潜ることを教えるときに、泳ぐことを重視すると潜るということになりますが、潜るのは子どものお尻が浮いたままになるなど、結構難しいようです。

そこで、水中動作を教えるには、泳ぐより沈むことを先に覚えさせた方が良さそうでした。そこで沈むことを一緒にやりましたが、子どもたちも、沈むことには興味津でした。

ご存じの通り、水死体は浮いてしまいますから、人間は水より軽いのです。泳げない人をカナヅチと呼びますが、人が溺れてしまうのは、人間が水に沈むからではなく、顔を上げることが出来ないからです。

だから顔を上げることが出来れば、意識や体力がしっかりしている限り溺れることは無いということになります。

ところが人間は頭が重く、頭が水面下に沈んでしまいます。

顔を上げて息継ぎをすることが出来るようにするには頭を浮かせる必要があります。

泳ぐ推進力で頭を浮かせることも出来ますが、これを先に体が覚えると水中感覚が鈍るので、後から泳ぎを修正するのが難しくなると思いました。

そこで沈むことから覚えさせました。先ほども話した通り人間は浮きますから、水中での重心を意識しないと沈むことが出来ません。

水中での重心移動を自在にできるようになれば、浮くことは簡単で、顔を上げることも簡単にできることを子どもたちと水遊びをする中で学びました。

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