秘密の場所

また強い日差しの中、今日は第2グラウンドが整備の為野球部も練習してるので使える範囲が狭い、A先輩がボールが当たりそうで怖いねと笑いながら話かけて来た。

君今日は一緒に帰ろう?

はい、何時頃に練習終わられます?

あと30分くらいかな?

じゃあ、僕もそれに合わせます

私に無理に合わせなくても、練習もっとしたかったら居残ればいいんだし

いえ、今日はもう全体を20本以上跳びましたから

どう?最後まで3歩で行けるようになった?

はい、随分出来るようになりました、地区大会までには出来るようになります

おっ頼もしい後輩だ!頑張ってじゃあ30分後ね

はいっ!

待ち合わせ場所にはいつものメンバー達、どうしても男子の方が着替えたりするのが早いので女子待ちの状態である。

そこに女子グループの登場、やはりA先輩が目立つこうして各学年の男女一緒に帰るのは陸上部だけかも知れない、それだけ仲が良くチームワークもいいって事かも。

ワイワイと話しながらの帰り道4人が3人になり、またA先輩と2人だけに。

場所は前回キスした所に近づいている、私は急に無口になり胸の鼓動が早くなった。

君今日はこっちから行こうか?

えっ、そっちから行けるんですか?

いいから、ついて来て

その道は一応車も通れるのだが、街灯の間隔も離れていて所真っ暗にもなっている

先輩は道から外れて街灯の陰になる少し大きな木の下に私を連れて行った。

ここはこの前見つけた場所なのねっ?木が茂ってる割には涼しく感じない?

はい、大きな木の間が風の通り道になってるんでしょうね

ここなら何でも秘密が作れそうじゃない?

えっ、秘密ですか?

先輩はいたずらっぽい顔をして私をのぞき込んでこう言った。

あ〜、君何でも!って言ったら急にうれしそうな顔になったりして

いえそうではないです、また先輩と2人一緒に過ごせるからです

う〜ん、君ってホント可愛いと思う素直だしね

そして、先輩は幹を背にして両手を広げてキスしようと言った、私はすぐにスパイクもスポーツバックも放り投げ、先輩に抱きついて行った。

ほらそんなに乱暴なのはダメ!年上でも女の子には優しく接するの!

はい、すみません

フフッじゃあ、今日は君がリードをして

僕がですか?

そう、分からない所は私が言うねこの前より少しだけ先までだから

先?

先って何だ?キスがAだから、その先と言ったらBだよな?って事は?などと戸惑っている私の口は、その矢庭先輩の柔らかい唇に包まれていた。

夏の夜だから蚊が多い、さっきから耳元でプ〜ンという羽根の音が聞こえるのだが、2人にはどうでもいい事少し上手くなったのでは?と思えるようなキスが続いた

では、また明日に。

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